教誨師になるには?給料はゼロ!映画は「大杉漣さんの凄みを感じる」最後の主演作!

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教誨師になるには?給料はゼロ!映画は「大杉漣さんの凄みを感じる」最後の主演作!

「教誨師(きょうかいし)」ってどんな職業か知っていますか?

「教誨師」という言葉自体を耳にしたことがない人がほとんどでしょう。

多くのドラマや映画に出演し、その存在感の大きさや演技の幅の広さで人々を魅了した大杉漣さん。

突然の訃報に多くの人々が驚いたと思います。

そんな大杉さんの最後の主演映画「教誨師」が10月6日より公開されます。

そこであまり知られていない職業、教誨師について紹介していきたいと思います。

「教誨師になるにはどうしたらいいのか?」
「教誨師の給料は?」

教誨師が非常に特殊な職業であることがここでわかるかと思います。

教誨師ってまず読み方がわからなかった・・・

教誨師になるには?給料はゼロ!映画は「大杉漣さんの凄みを感じる」最後の主演作!

そもそも「教誨師(きょうかいし)」ってどんな職業なのでしょうか?

教誨師の給料や、教誨師になるにはどうすればいいのか?といったことを深掘りします。

教誨師ってどんな職業?

教誨は、教戒とも表記し、受刑者に対して心の交流を持つことができる唯一の一般人です。

主な仕事の内容は、受刑者が犯してしまった罪を悔い改めるように説教を行うことです。

悔い改める機会を持つ、自己の内面を見つめ直すなどいろんな意味を持っています。

「一般教誨」と「宗教教誨」に分けられ、前者は刑務官などが行い、後者は各宗教団体の関係者によって行われます。

後述とも関わりがありますが、日本においては真宗の僧侶がこの役割を担っています。

教誨師は、後者の場合を示す場合に使われています。

その歴史は古く、日本では19世紀後半に、真宗大谷派(東本願寺)の僧侶によって始められました。

真宗大谷派と本願寺派はそろって教誨師養成機関の設立に尽力し、受刑者への教誨活動を行ってきました。

全国教誨師連盟によると、現在教誨師として活動しているのは1848名で、そのうち6割を仏教系が占めています。

仏教系の教誨師は1109名中662名が浄土系の僧侶であり、その割合は約6割にも上ります。


教誨師になるには?

国家資格のように試験はありませんが、宗教教誨委員会や各教誨師会の推薦、各教誨師会の長の推薦が必要となります。 

つまり、関係機関や周りの人々から厚い信頼を得た宗教関係者のみがその任に当たることができるのです。

ペーパーテストでは分からない、その人となりが重要視される仕事だと言えます。

そのため全国教誨師連盟では、教誨師を目指す宗教家を対象にした2つの研修会を開いています。

1つは法務省大会議室で行われる中央研修会で、もう1つは全国8ヵ所において行われる地方研修会です。

そのどちらの研修会においても、多岐にわたる知識の獲得と教誨技術の習得や向上を目的として開かれています。

教誨師は受刑者に対して教えを説くことを前提としていますから、宮司や牧師、僧侶などの資格が必須条件です。

それらの資格を得るためには、各宗教関係の大学において学んでおかなければなりません。

また、宗教によっては座学だけではなく修行などを行う必要もあるでしょう。

教誨師の給料ってどのくらい?

教誨師の仕事は、保護司などと同じく無償で行われています。

厳密にいえば、保護司は一般職国家公務員という位置づけであるところが教誨師とは違います。

無償である理由は、罪を犯してしまった人を善なる方へと導く役割を担っているからかもしれません。

つまり、ボランティアで各宗教の関係者の方々が受刑者と話す機会を持ち心のケアに努めているのです。

同じく人の心のケアに努める臨床心理士は大学院を卒業し、修士の資格がないと国家資格を受験することができません。

ただし、教誨師とは異なり有償ですから報酬は発生し、年収は200万円~1,000万円と幅があります。

臨床心理士の平均年収は300万円~500万円と言われています。

どちらも心のケアに関わる特殊な仕事ですが、その目的や意味合いが違うことが給与の有無に関わっているのでしょう。

教誨師になるには?まとめ

教誨は「一般教誨」と「宗教教誨」の2つがあり、後者の活動を行う人を「教誨師」、あるいは「教戒師」と呼びます。

教誨師の60%近くを仏教系が占めており、その中でも浄土系の割合が高いことが特徴として挙げられます。

あくまでも罪を犯した人々の心のケアを行うことが目的であるので、給与が発生することはありません。

非常に特殊で、強靭な精神力が必要な仕事だと感じます。

教誨師になるには推薦が必要となりますので、精神力の強さなども考慮されているのかもしれません。

 

この教誨師を映画で大杉漣さんが演じるというのもまた興味深いです。

ふだんは温厚なお人柄に見えた大杉漣さん。

「大杉漣さんの凄みを感じることができる映画」

と、映画の脚本・監督の佐向大氏は述べています。

大杉漣さんの最後の主演作「教誨師」。

この職業について触れるいい機会だと思います。

なお映画「教誨師」は2018年10月6日から公開の予定です。

この映画ちょっとこわそう・・・